クロロゴニウムChlorogonium)は緑藻綱ボルボックス目(オオヒゲマワリ目)に属する単細胞の鞭毛虫からなる属である。

生態と特徴

湖沼などの淡水域に生息する。

単細胞性(群体にならず、1つの細胞で生活する)で、細胞は細長く、後ろの方は尖っている。細胞の長さは、23-50 µm。 前の方は細くなり、その先端から2つの鞭毛が出ている。その鞭毛の長さは細胞の長さの約半分である。細胞の中央の核は、葉緑体がないため、白く見える。

クロロゴニウムには、アメリカヒキガエル Bufo americanusとの相利共生関係があり、アメリカヒキガエルがクロロゴニウムで覆われると、オタマジャクシがより速く成体「蛙」に変態する 。

関連項目

  • Oophila amblystomatis - 同様に両生類に共生する藻類
  • アメリカヒキガエル - 共生する両生類
  • クラミドモナス - 同様な特徴を持つ(単細胞性のボルボックス類で鞭毛をもつ。)

脚注

参考文献

  • 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター 一瀬諭 若林徹哉 監修 滋賀の理科教材研究委員会 編『普及版 やさしい日本の淡水プランクトン 図解ハンドブック 改訂版』 合同出版 2005年2月25日第1刷発行(2008年10月10日改訂版第1刷発行)ISBN 9784772604383 C0645 NDC465

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Chlorogonium Alchetron, The Free Social Encyclopedia

岩国市ミクロ生物館 ミクロ生物探検/クロロゴニウム

大掃除で見つけたヤバイやつ

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