平恒駅(ひらつねえき)は、福岡県嘉穂郡穂波町(現・飯塚市)南尾にかつて置かれていた、九州旅客鉄道(JR九州)上山田線の駅である。上山田線の廃止に伴い、1988年(昭和63年)9月1日に廃駅となった。
歴史
- 1917年(大正6年)3月12日:筑豊本線の新平恒駅(貨物駅)として開業。同線上に平恒駅(初代)が存在したため、この駅名とされた。
- 1929年(昭和4年)12月7日:筑豊本線から飯塚駅 - 上山田駅間が分離し、上山田線となる。それに伴って、当駅も同線の駅となる。
- 1939年(昭和14年)5月29日:平恒駅 (初代) の廃止に伴い、当駅を平恒駅に改称。
- 1948年(昭和23年)5月8日:駅種を一般駅に変更。
- 1968年(昭和43年)
- 2月1日:駅種を旅客駅に変更(貨物扱い廃止)。
- 4月:直営駅から業務委託駅となる。
- 1974年(昭和49年)3月5日:荷物扱い廃止。無人駅化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、国鉄からJR九州へ承継。
- 1988年(昭和63年)9月1日:上山田線の全線廃止に伴い、廃駅となる。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。当駅は無人駅であったが、木造駅舎を併設していた。なお、駅無人化後は、ライオンズクラブの集会所となった。
駅周辺
駅近くに住友石炭鉱業忠隈炭鉱があった。駅の北東には、「筑豊富士」と呼ばれる同炭鉱のボタ山が現存する。
- 穂波町立穂波東中学校
- 穂波町立平恒小学校
- 平恒郵便局
- 旧麻生炭鉱飯塚鉱業所
- 旧麻生炭鉱中野倶楽部
現況
ホーム跡と待合所が残っており、待合所のそばに当時の駅名標に似せた駅名標が設置されている。
隣の駅
- 九州旅客鉄道(JR九州)
- 上山田線
- 飯塚駅 - 平恒駅 - 臼井駅
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 廃駅




