後藤 秀四郎(ごとう ひでしろう、1880年〈明治13年〉1月 - 没年不明)は、大正から昭和時代の政治家。大日本帝国陸軍軍人。千葉県船橋市長。
経歴
東京府出身。後藤義文の三男。陸軍士官学校(12期)を卒業し、大佐に累進し、第1師団司令部附(千葉医科大学服務)を最後に予備役編入となる。その後、1938年(昭和13年)12月に船橋市長に就任した。
太平洋戦争前夜の市政を担当し、市金庫の設置、市立船橋中学校(のちに県立)の開設、町会設置、常備消防部設置などを行った。太平洋戦争末期に船橋市は空襲を受け、1945年(昭和20年)5月には第1次疎開が行われた。終戦後も3か月混乱した市政を担当した。
戦後、公職追放となった。
脚注
参考文献
- 陸軍省 編『陸軍現役将校同相当官実役停年名簿 昭和2年9月1日調』偕行社、1927年。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1454434。
- 人事興信所 編『人事興信録 第14版 上』人事興信所、1943年。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1704391。
- 歴代知事編纂会 編集『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み 第1巻』歴代知事編纂会、1983年。
- 山崎正男 編『陸軍士官学校:保存版』(第8版)秋元書房、1990年。
- 日外アソシエーツ 編集『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年。ISBN 4816929304。



