ゴウダソウ属(ゴウダソウぞく、合田草属)またはルナリア属(ルナリアぞく、学名:Lunaria、英語: Honesty)は、アブラナ科の属の1つ。原生地はヨーロッパと西アジアである。2008年現在、ゴウダソウ属は一年生植物または二年生植物のゴウダソウ(Lunaria annua)とLunaria elongata、多年生植物のペレニアル・オネスティ(Lunaria rediviva)とバルカン半島の希少種・Lunaria telekianaの4種確認されている。1984年時点では2種、1997年の時点では3種確認されていた。
属名のLunaria(ルナリア)は「月のような」という意味であり、円形の果実を月にたとえたものである。
ゴウダソウ属の植物は表面に毛が生え、歯牙縁の葉で総状花序となり、白または紫の花を春から夏にかけて咲かせ、特徴的な半透明で円盤形の果実を付け、フラワーアレンジメントに多用される。萼(がく)片は多肉質で、花弁の基部に長い爪がある。花卉園芸で育てられ、原生地を離れ多くの温帯地域で野生化している。
脚注
参考文献
- 大場秀章(1997)"ゴウダソウ"『朝日百科 植物の世界 6 種子植物 双子葉類6』(朝日新聞社、1997年10月1日、320p. ISBN 4-02-380010-4).p.189.
- 本田政次・林弥栄・古里和夫 監修『原色園芸植物大圖鑑』北隆館、1984年5月20日、862p.
関連項目
- ルナリア (小惑星)
外部リンク
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