八幡神社(はちまんじんじゃ)は、東京都府中市の神社。
歴史
1333年(正慶2年)に創建された。上野国碓氷郡八幡村(現・群馬県高崎市八幡町)の上野國一社八幡宮から分霊を勧請して創建された。1356年(正平11年)、武蔵守新田義宗により、社殿が再建されたが、1653年(承応2年)の洪水により社殿等が流出したため、現在地に移転した。
1875年(明治8年)、近代社格制度に基づく「村社」に列せられた。
当社には、国の重要文化財に指定されている「銅造阿弥陀如来立像」を所蔵している。明治初期の神仏分離や廃仏毀釈のあおりを受け、一時行方不明になったが、紆余曲折を経て、徳川宗家の徳川家達公爵の所有物となった。ところが、家達の夢の中に阿弥陀像が現れ、「染屋に戻して」と言われたことから、まもなく徳川家から返還された。
境内社
- 稲荷神社
文化財
- 銅造阿弥陀如来立像(重要文化財 昭和3年8月17日指定)
交通アクセス
- 多磨霊園駅より徒歩9分。
脚注
参考文献
- 東京都神社庁 編『東京都神社名鑑 下巻』東京都神社庁、1986年




