Nintendo Switchのゲームタイトル一覧 (2018年)(ニンテンドースイッチのゲームタイトルいちらん (2018ねん))では、Nintendo Switch用ソフトのうち、2018年にパッケージタイトルとして販売、またはニンテンドーeショップを通じてダウンロード販売された以下618タイトルを発売順に列記する。
発売ソフトの形態・変遷
パッケージタイトルにおいては、任天堂によるクロスオーバーシリーズの最新作である『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL 』が2018年12月7日の発売から3週間で200万本を超える売り上げをたたき出し、ゲーム専門誌『ファミ通』による2018年のゲームソフト販売本数トップ100(集計期間:2018年1月1日~2018年12月30日、パッケージタイトルのみ)において首位を獲得した。また、このランキングではTOP10のうち9作品がNintendo Switch向けのタイトルで占められた。 うち3位にランクインした『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ』および『ポケットモンスター Let's Go! イーブイ』は、ゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター ピカチュウ』を再構築しただけにとどまらず、スマートフォン向けアプリ『Pokémon GO』との連携機能もあり、年末までにあわせて125万本を超える売り上げをたたき出した。また、『星のカービィ スターアライズ』(2018年3月16日発売)はステージ内の敵を仲間にして連れ歩けるシステムが特徴で、発売から1週間足らずで22万本を売り上げ、年末までに665万本近い売り上げをたたき出した。
サードパーティではスクウェア・エニックスの『OCTOPATH TRAVELER』(2018年7月13日発売)が、コマンドバトルや剣と魔法の世界観といったオーソドックスなファンタジーRPGであると同時に、遊びやすく工夫されたシステムが人気を集めた。なお、『ファミ通白2019』によると、同作はパッケージ版の品薄の影響を受けていたものの、「あらかじめダウンロード」といった事前予約を促すプロモーションが効果的だったと評している。また、同作におけるドット絵ベースのキャラクターグラフィックと3DCGによる背景を併用した「HD-2D」という手法は、2022年にスクウェア・エニックスから発売された『トライアングルストラテジー』と『ライブアライブ』にも採用された。
また、セガの『ぷよぷよeスポーツ』(2018年10月25日発売)が、eスポーツ推進の目的から内容を抑え、流通経路をダウンロードに限定したことで1999円(税込、2018年9月時点)という低価格での発売を実現し、最終的には任天堂による2018年ダウンロード専売ランキングの3位にランクインした。他方、イマジニアによるエクササイズゲーム『Fit Boxing』(2018年12月20日発売)は、SNS上の口コミや体験版の評判によって少しずつ売り上げを伸ばしてきた。コロナウイルス(COVID-19)の世界的な流行による巣ごもり需要の増大も追い風となり、2020年9月時点での全世界におけるパッケージ版・ダウンロード版の出荷本数が100万本を越えるほどの人気作となり、その後も続編である『Fit Boxing 2 -リズム&エクササイズ-』に加え、『Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~』といった番外編も発売された。このほかにも、スマートフォン向けアプリ『にゃんこ大戦争』の姉妹作『ふたりで!にゃんこ大戦争』(2018年12月20日)は、翌年のダウンロード専売ランキングで首位を獲得するなど、ロングセラー作品となった。
加えて『フォートナイト』をはじめとする基本プレイ無料タイトルもいくつか配信されており、Nintendo of Americaが公開したダウンロード専売ランキングにおいてはこれらの作品が上位にランクインしていた。
一方、インディーズにおいては、すでに日本国外で成功を収めていた『Stardew Valley』が2018年1月に日本でも発売され、任天堂による2018年の年間ダウンロード専売ランキングで2位にランクインするなど、盛り上がりを見せていた。その一方、2018年4月の時点で、ソフトが増えすぎて埋もれたり、質の低いソフトを招き寄せていることを懸念する意見もあった。
2018年9月には、有料オンラインサービスNintendo Switch Onlineの加入者向けに『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』というサービスが提供された。これにより、『スーパーマリオブラザーズ』や『ダブルドラゴン』といったファミリーコンピュータ時代の作品がNintendo Switchで遊べるようになった。
凡例
- 本項にパッケージタイトルとして記載されているソフトは特記がない限り、ダウンロード版も発売されている。また、パッケージ版とダウンロード版で発売日が異なる場合は、以下の例外を除き、先発分の「備考」欄に後発分を記載する。
- 体験版が先行配信されている場合(テスト目的の配信も含む)は、製品版の「備考欄」に体験版を記載する。
- ダウンロード配信された複数のソフトを収録し、パッケージタイトルとして発売された場合は、双方のタイトルを別々に記載する。
- 「パ」の列に印がないタイトルはダウンロード専売であることを示す。●印があるタイトルは、2018年にパッケージでも販売されたタイトルであることを示す。〇印があるタイトルは、2019年以降にパッケージでも販売されたタイトルであることを示す。
- 「CERO」には以下のコンピュータエンターテインメントレーティング機構によるレーティング区分を記している。また、2020年10月以降に配信されたダウンロードタイトルの一部ではIARC(国際年齢評価連合)によるレーティング区分を記している。
- CEROレーティング年齢区分
- A:A区分(全年齢対象)
- B:B区分(12才以上対象)
- C:C区分(15才以上対象)
- D:D区分(17才以上対象)
- Z:Z区分(18才以上のみ対象)
- 教:教育・データベース区分
- IARC汎用レーティング年齢区分
- 3 :3歳以上対象
- 7 :7歳以上対象
- 12 :12歳以上対象
- 16 :16歳以上対象
- 18 :18歳以上対象
- CEROレーティング年齢区分
- パッケージ版として記載されたタイトルのうち、「備考」内に書かれている同梱物について、個数が書かれていない場合は1セットとする。
発売されたタイトル
2018年は150のパッケージタイトルが発売され、469のダウンロード専売タイトルが配信開始された。なお2019年以降にパッケージとして発売されたことでダウンロード専売ではなくなったタイトルも一部存在する。
脚注
注釈
出典
参考文献
- 『ファミ通ゲーム白書2019』株式会社Gzブレイン、2019年6月27日。




