今井 務（いまい つとむ、1945年4月29日 - ）は、長野県出身の元プロ野球選手（一塁手、外野手）。
来歴・人物
岡谷工高では投手であったが、打撃面で高く評価されていた。1963年に高校を中退し、大洋ホエールズに入団。1965年には一軍に上がり、10月27日の最終戦ではサンケイを相手に一塁手、七番打者として初の先発出場を果たす。この試合では石戸四六から4打数2安打を記録した。その後はイースタン・リーグで本塁打王や打点王を獲得するものの、一軍ではあまり出場機会に恵まれなかった。
1970年、東映フライヤーズに移籍。主に代打として起用され、同年は打率.261、2本塁打を記録。翌1971年は自己最多の58試合に出場。1972年8月30日のロッテオリオンズ戦で野村収から代打サヨナラ満塁本塁打を放っている。チーム名が日拓ホームフライヤーズに代わった1973年は7月1日に自身2度目の先発出場。しかし同年限りで引退した。
詳細情報
年度別打撃成績
- 東映（東映フライヤーズ）は、1973年に日拓（日拓ホームフライヤーズ）に球団名を変更
記録
- 初出場：1965年8月17日、対広島カープ20回戦（広島市民球場）、5回表に秋山登の代打で出場、池田英俊の前に凡退
- 初安打：1965年8月19日、対広島カープ22回戦（広島市民球場）、9回表に伊藤勲の代打で出場、安仁屋宗八から単打
- 初先発出場：1965年10月27日、対サンケイスワローズ28回戦（川崎球場）、7番・一塁で先発出場
- 初本塁打：1970年9月24日、対阪急ブレーブス19回戦（阪急西宮球場）、9回表に岩下光一の代打で出場、足立光宏からソロ
背番号
- 63 （1963年 - 同年途中）
- 48 （1963年途中 - 1969年）
- 38 （1970年 - 1973年）
脚注
参考文献
- 日本野球機構 『日本プロ野球記録大百科 2004』 ベースボール・マガジン社、2004年、469頁。
関連項目
- 長野県出身の人物一覧
- 横浜DeNAベイスターズの選手一覧
- 北海道日本ハムファイターズの選手一覧
外部リンク
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 個人年度別成績 今井務 - NPB.jp 日本野球機構
